- ジェットスプレー工法の特徴 -
1.本当の意味でのシームレスコーティング!
・膜厚調整が自在
専用スプレーマシンの採用で複雑な形状の構造物でも継ぎ目が発生せず、緩衝材や重ね吹きなどをしなくても施工時に自由に膜厚調整できます。
また、このマシンで作られた粒子は多少のクラックやクレーターには充填しながらの施工が可能です。すなわち、下地処理の工程がはぶけます。
2.本当の意味での密着施工!
黒球性ウレタンの優れた物性は、塗膜に適度な呼吸度があるため、コンクリートの中の蒸気圧による塗膜のフクレが少なく、従来、防水工事において不可欠とされてきた脱気シートや脱気筒を必要としません。それにより、防水層を下地に完全密着させることができ、躯体強化にも効果的です。
3.驚異的なスピード施工!
無溶剤タイプの超高速硬化型ポリウレタン樹脂と専用のスプレーマシンを用いることにより、吹付後のタックフリーが3~10秒、歩行可能は15~30分となります。
また、施工方法を機械化しているので、施工能力はJSダイナミック工法を用いると300~600m²/1日。JSシステム工法を用いると、600~1200m²/1日。大規模面積に大変、効果的です。
4.驚異的な防水システム!
5.強靭な仕上がり
6.大幅な人的省力化!
7.ISO14001認証取得!
ジェットスプレー防水システムが持つこの特長は、ISO14001にも認証された「環境対応型工法」です。
8.特許3248554号取得!
その他の特製
・80℃以下では連続的な耐熱性があります。
・250℃程度の一時的な耐熱性もあります。
(舗装材の打設が可能です。)
- 知的財産権 -
特許番号 | 名称 |
---|---|
特許 3248554号 | 建設における防水膜施工方法 |
特許3868881号 | 防水膜施工方法及び装置 |
特願2003-173243号 | 防水膜施工用車両及び施工方法 |
特願2003-320959号 | 複合防水工法 |
特願2003-239213号 | 防水舗装施工法 |
特願2001-14535号 | 防水塗装施工方法及びその施工方法に用いる下地部材 |
特願2004-206213号 | 建築物における防水膜施工方法 |
特願2004-206214号 | 建築物における防水膜施工方法 |
特願2004-206215号 | 屋上庭園における防水膜施工方法 |
特願2004-277049号 | 防水膜施工方法及び防水膜施工装置 |
特願2004-313488号 | 防水膜施工方法 |
特願2005-166977号 | 防水膜施工方法及び装置 |
特開2006-88043 防水膜施工方法及び防水膜施工装置国際特許
防水膜施工及び装置 出願番号:PCT/JP2005/1517
- ジェットスプレー防水システム -
ジェットスプレー防水システム(特許3248554号)は、これまでの防水工法の諸問題を一気に克服した画期的なシステムで、独自のスプレーマシンを中心に、状況に応じて3つのシステムを使い分け、その現場に最適な施工方法を提案いたします。
- 水蒸気透過特性の比較 -
エアレススプレーのため塗膜にエアー層は形成されず、水蒸気透過性は微量。
下地の上流水分によるフクレが発生しやすい。
項目 | 他スプレー工法 |
---|---|
透湿性(g/m²24h) | 41.09 |
透湿係数(g/m²・h/mmHg) | 0.08 |
試験方法 JIS Z 0280基準 |
圧縮エアーでのスプレーによって塗膜にエアー層を形成し適度な水蒸気透過性が生まれる(液体は通さず蒸気は通過する)。下地の残留水分によるフクレが発生しにくい。
項目 | ジェットスプレー |
---|---|
透湿性(g/m²24h) | 87.7 |
透湿係数(g/m²・h/mmHg) | 0.159 |
試験方法 JIS Z 0280基準 |
- 水蒸気透過性 -
コンクリート構造物に防水コーティングをする場合、湿気をコンクリート構造物に蓄積させないために適度な水蒸気透過性を持っていなければなりません。ジェットスプレーは、一般のウレタン防水材やゴムシートにはない水蒸気透過性を持っており、施工後の水蒸気によるフクレが他の材料に比べて発生しにくい性質を持っています。
項目 | 単位 | 一般のウレタン防水材 | ジェットスプレー |
---|---|---|---|
密度 | g/cm² | 1.318 | 0.974 |
硬さ | 度 | 71 | 76 |
厚さ | mm | 7.95 | 2.0 |
透湿度 | g/m² 24h | 34.5 | 81.7 |
透湿係数 | g/m²・h/mmHg | 0.0289 | 0.159 |
※上記の試験結果から、ジェットスプレーは他社ウレタン防水材の約2.5倍の水蒸気透過性をもっていることがわかります。
蒸気伝導率:厚さ×透湿係数
温度:40±0.5℃
吸湿剤:水分測定用塩化カルシウム(10g)
相対湿度:90±2%
蒸気厚差:49.8mmHg
主剤・硬化剤の2成分材料を専用スプレー装置により、適正配合比でミキシング・スプレーを行い、規定養生(熟成)後の標準特性(物質的特性)は表の通りである。尚、用途対象から作業性を重視し、強度発現性(即硬化性)に優れるよう材料開発されています。
- ジェットスプレーの仕組み -
図1のように、A液・B液はスタティック内部で完全に撹拌混合され、5バール調整された圧縮空気でスプレーします。塗膜形成時に、スタティック内で完全撹拌された材料にエアーを含ませることで、物性の高い、呼吸性のある弾性塗装を実現しました。また、図2のように特殊アタッチメントを圧縮空気が通過することにより、形成された塗膜には、ごく微量で変形したエアー層が生じます。この特殊なエアー層は、さらに高物性のウレタン膜を形成させます。(呼吸性ウレタン)
図2
- ジェットスプレー防水システムとは・・・ -
(例)500m²の陸屋根改修工事(JSシステム工法採用)→1日で下地処理からトップコート仕上げまで完成可能です
従来の工法
- 防水材の硬化に時間がかかり、脱気シートや脱気筒の処理に非常に手間がかかる。また、ハケやローラー塗りのため、大きな面積を施工する場合には多くの人員が必要。
- 脱気シートが必要不可欠なため、防水材自体は脱気シートに開けられた穴の部分でのみ下地と密着している「準密着」にしかならない。
- 現実的には1およそ6~10人程度の作業員を使い、養生期間等を含めると平均4日以上はかかる工事となる。
ジェットスプレー工法
- 防水材の硬化が早いため、最低限の作業人数で施工が可能。また、このマシンによって作り出される「呼吸性ウレタン」の高性能は脱気シートや脱気筒を不要とし、防水層が全面下地と密着している「完全密着」となり、防水性能及び躯身体強化に対する効果も驚くほど高い。
- 3種類の施工方法 -
吹付機×2 50mホース×2
最大延長100mホース×2
1日最大1,200m²吹付け可能
- ジェットスプレー『一般防水工法の特長』 -
- 立ち上がり面、傾斜面、球面、天井でもダレずに均一な厚みが確保できます。
- 連続でトップコート作業ができます。